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目的別推し本

ほっこりしたいとき、キュンとしたいとき、ドキドキしたいとき。皆さんはどんな時に本を読みますか?目的別に推し本(オススメの本)を紹介しますので、参考にしていただけると嬉しいです。

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【おすすめ小説】チルドレン|感想・評価・レビュー―愛すべきとびっきりの奇人・陣内

『チルドレン』で、伊坂さんの描く愛すべき奇人が、あなたを笑わせる

 

 伊坂幸太郎さんの小説には、かなりの確率で、奇人変人の登場人物が出てきます。

 この1冊、「チルドレン」も例外ではありません。

 家裁調査官という職業をご存知でしょうか。

 正式には、家庭裁判所調査官と言います。

 離婚調停の際に、夫婦の現状を調査したり。

 少年事件を起こした少年と、その家族を調査したりするのが、主な職務です。

 この作品に出てくる奇人は、この家庭調査官の陣内。

 彼の学生時代や、調査官としての仕事ぶりを、友人・知人の視点から追っていく物語です。

 最近続編の「サブマリン」も出たので、これをきっかけに読んでみてはいかがでしょうか。

 

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以下、amazon商品説明から一部引用

 

「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々――。(中略)ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。

 

 

 伊坂作品で1番カッコイイ変人

 

 この小説をもし1言で表すなら、10人中9人は「陣内」と言うでしょう。

 そのくらい、主人公の陣内のキャラは濃いです。

 銃を持った銀行強盗に立ち向かったり。

 いじめられている側の少年を殴ったり。

 トイレの落書きをコレクションしたり。

 自らの信念にのっとり、奇行の限りをつくします。

 それだけかと思えば、最高にカッコイイ面も持ち合わせているのです。

 上記の引用分にもある、「俺たちは奇跡を起こすんだ」というセリフが飛び出す件。

 これは、小説内で陣内が,、最高に輝いた瞬間の1つです。

 個人的にもう1つあります。

 彼はバンドマンなのですが、そのバンドが登場するシーン。

 ここも甲乙つけがたいほどにイケています。

 数多い伊坂さんの描く変人の中で、1番カッコイイ変人、陣内。

 みなさんの目で、お確かめあれ。

 

 

あらすじ少しだけ

 

 連作短編です。

 全5話収録されていますが、今回は最初の3話を少しだけご紹介します。

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・バンク

 陣内、大学生の頃。

 大学生の鴨居は、友人の陣内と銀行強盗に巻き込まれていた。

 後ろ手に手を縛られ、人質たちが恐怖のただ中にいるとき、陣内は突然ビートルズを歌い出す。

 誰も予想だにしない、その美しい歌声に聞き入る人質と犯人。

 彼の歌声が、膠着した状況を少しずつ変えていく。

 

・チルドレン

 陣内、31歳。家裁調査官。

 家裁調査官の武藤は、万引きをして送致された少年の担当となる。

 父親と共に現れた少年の様子はどうもおかしい。

 彼は父親におびえているのか、それとも別の理由があるのか。

 武藤は宿題と称し、次回の面接までに、ある本を読ませることにする。

 その本は、陣内から借りたものであった。

 

 ・レトリーバー

 女性エンジニア、優子。

 上司の非建設的などなり声を聞きながら、彼女は過去を思い出していた。

 見事に失恋した友人の陣内は突然、「世界が、動くのをやめたようだ」と言いだす。

 一体なんのことやらわからない優子とその彼氏、永瀬。

 陣内の説明によると、この2時間ほど、彼らの周りにいる人のメンツが変わっていないらしい。

 彼のその言葉をきっかけに、物語は意外な展開を見せる。

 

 いかがでしょう。

 少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。

 「レトリーバー」の後の話、「チルドレンⅡ」は、この小説内最高の話です。

 みなさんにはぜひ、まっさらな状態で読んでいただきたいので、ここで紹介はしません。

 「チルドレンⅡ」、おすすめなので、読んでみてくださいね。

 

 

まとめ

 

 笑える作品です。

 そして、笑えるだけではない作品でもあります。

 陣内のキャラクターは強烈で、それだけでも面白いのです。

 が、そこに、少年犯罪や離婚問題など、ダークな側面を与えて物語に深みを出しています。

 ミステリ要素も、ちょっとだけありますよ。

 伊坂幸太郎さんらしい、ユーモアとウィットに富んだ、エンタテイメント小説です。

 

最後に

 

 最後まで読んでくださりありがとうございます。

 今日のオススメ本、いかがでしたか?

 こんな時に読む本をお勧めしてほしい。などあれば、コメント等でお知らせください。私、とても喜びます。

 読んだ感想などお聞かせいただければ、これもまた、とてもうれしいです。

 ぜひ私と、読書体験を共有しましょう。

 

目的別おすすめ度

笑える本★★★★☆ 4 

ミステリ:★★☆☆☆ 2

 

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