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目的別推し本

ほっこりしたいとき、キュンとしたいとき、ドキドキしたいとき。皆さんはどんな時に本を読みますか?目的別に推し本(オススメの本)を紹介しますので、参考にしていただけると嬉しいです。

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【おすすめ小説】ふがいない僕は空を見た|感想・評価・レビュー―これぞエロ純文学

ふがいない僕は空を見た 窪美澄

 

 みなさんこんにちは、じょんです。

 今日は、2010年に刊行された、ちょっと(?)エッチな純文学系の本を紹介します。

 作者の窪美澄さんは女性。

 作品にも女性目線のモノが多く、女性の視点から見た人生の表現方法に定評のある作家さんです。

 デビュー作は「ミクマリ」。

 そのミクマリを含む、連作長編が、今回紹介する「ふがいない僕は空を見た」です。

 この作品、冒頭と前半がかなりエロい。

 官能小説と見まごうばかりの描写ぶり。

 しかし、後半になるにつれ、物語は違う様相を呈してきます。

 一生懸命紹介しますので、純文学が苦手という方も、ぜひ一度心をまっさらにして、下を読んでみてください。

 大切な人と、自分との関係を想う本の、おすすめです。

 

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以下、裏表紙より一部引用

 

高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気付くのだが――。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。

 

 

生きづらさを抱えた5人の主人公

 

 5つの短編が入っていて、その全てで主人公が入れ替わります。

 特に最初の2つは重要で、この2つの話が、後ろ3本の物語のけん引役です。

 まずはじめの話、ミクマリですが、高校生男子のセックスライフの話。

 私ごとですが、ティーンエイジャーの頃、性欲は無限に湧きだしてきて、自分でコントロールを効かせるのにも難儀していました。

 第1話の主人公もおそらく同じで、性欲のためと割り切った関係を続けているつもりでした。

 しかし、続けていくと情が湧くのは男も女も一緒。

 特にまだ社会によって擦れていないティーンエイジャーならなおさらです。

 いつの間にかそこに性欲以外の感情があることに気付いた時にはもう遅い。

 2人の関係はめちゃくちゃになってしまうのでした。

 そんな物語です。

 このめちゃくちゃになった関係が、それぞれ5人の主人公に影響を及ぼし合って……という小説になっています。

 

 

人生の痛みと喜び

 

 上記引用部分にもあるように、「人生の痛みと喜び」をすくい上げて、文章にしている作品だと感じます。

 セックスの刹那的な喜び。

 関係が終わった後の身を裂かれるような痛み。

 恋する喜び。

 うまくいかない痛み。

 などなど、いろんな喜びと痛みを受ける主人公達。

「だけどまぁ、生きていくしかないじゃん。前向いてさ」

 と、登場人物に言われるような気がする、読了感です。

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みなさんはどのような青春時代をすごしましたか?

 

まとめ

 

 かなりの濫読家な私ですが、純文学は苦手なジャンルです。

 あえて今回トライしてみて、昔と純文学の読み方が変わったなぁと感じました。

 歳を重ねることで、視点がかわったのでしょうか。わかりませんが。

 なので、以前純文学を読んで苦手意識を持っている方も、一度読んでみてください。

 純文学としては比較的軽く、読みやすい本です。

 昔とは違う自分の読み方に、気付くことができるかもしれませんよ。

 

ふがいない僕は空を見た 新潮文庫 窪美澄

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最後に

 

 最後まで読んでくださりありがとうございます。

 今日のオススメ本、いかがでしたか?

 こんな時に読む本をお勧めしてほしい。などあれば、コメント等でお知らせください。私、とても喜びます。

 読んだ感想などお聞かせいただければ、これもまた、とてもうれしいです。

 ぜひ私と、読書体験を共有しましょう。

 

目的別おすすめ本度

泣きたい時:★★☆☆☆ 2

大切な人のため:★★☆☆☆ 2

 

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