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ほっこりしたいとき、キュンとしたいとき、ドキドキしたいとき。皆さんはどんな時に本を読みますか?目的別に推し本(オススメの本)を紹介しますので、参考にしていただけると嬉しいです。

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きいろいゾウ:西加奈子|感想・評価・レビュー【おすすめ小説】夫婦のための恋愛小説

きいろいゾウ西加奈子』夫婦と愛の意味を知る小説

 

 みなさんこんにちは。

 今日は西加奈子さんの有名な小説、きいろいゾウ」をご紹介します。

 2013年に宮崎あおいさん、向井理さん出演で実写映画化もされ、知名度も抜群の物語です。

 宮崎さん演じる「ツマ」は、確かにイメージがピッタリ!!

 向井さん演じる「ムコさん」は、もうちょっといかついイメージですが……。

 1組の少し変わった夫婦が、「愛」の意味を知る優しい物語のご紹介です。

 

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以下、裏表紙より一部引用

 

お互いを「ムコさん」「ツマ」と呼び合う都会の若夫婦が、田舎にやってきたところから物語は始まる。(中略)小説家のムコは、周囲の生き物の声が聞こえてしまう過剰なエネルギーに溢れた明るいツマをやさしく見守っていた。

 夏から始まった二人の話は、ゆっくりと進んでいくが、ある冬の日、ムコはツマを残して東京へと向かう。

 

 

あらすじ

 

 上にあるように、この夫婦はお互いを、「ムコさん」「ツマ」と呼び合っています。

 これは、2人の本名からとったニックネームなのです。

 ムコさんは坊主でコワモテ。背中には大きな鳥のタトゥーが入っています。

 だけど、すごく優しくて、いつもツマと、周囲の人と、仲良く話しています。

 ツマは生き物と喋る能力がある、ちょっと変わった女性。

 犬や苦も、花や木など、いろんな生き物とおしゃべりをします。

 1人だと心のバランスを崩してしまうくらい、繊細な2人。

 ですが、2人でいれば大丈夫。

 田舎に引っ越してきて、近所の住人とも仲良くなって、幸せな生活を送っていました。

 そんなある日、東京の出版社から、小説家であるムコさんに1通の手紙が送られてきます。

 手紙を受け取ったムコさんは、1人思い悩むことが増えていきます。

 決定的なことが起きたわけではないのに、ギクシャクしてしまう2人。

 そしてムコさんは、ツマを残し、東京へ、手紙の差出人のところへと向かってしまいます……。

 

 

感想:優しくなれる物語

 

 珍しい構成の小説でした。

 物語序盤は、ごく普通な夫婦の、とても幸せな姿が描かれています。

 読み進めるにつれ、2人がちょっと変わっていることを描き、物語は少しずつバランスを失っていきました。

 起承転結の、「起」に、夫婦が1番幸福な姿を描き、「承と転」でバランスを崩し、

「結」でどうなるかはお楽しみ。

 という具合です。

 普通であれば、「結」で幸福度MAX!! か、鬱度MAX!! となるところですが、

この作品では、「起」でいきなりピークです。

 それじゃあ、盛り上がりにかけると思われそうですが、実際はずいずいとページを捲ってしまいます。

 それほどの面白さが、この物語にはありました。

 

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 ギスギスしている夫婦が多い現代社会。

 夫婦になる前はあんなに仲良くできるのに、なぜ関係性が変わると感情までも違ってくるのでしょう。

 日常の不安や不満が少しずつ重なって……とはよく聞きますが、

夫婦になっても変わらず仲良くいたいなぁと思うのは、私の若さでしょうか。

 この作品に出てくる、「ツマ」と「ムコさん」夫婦。

 私の中での、1つの理想夫婦像です。

 とってもかわいい夫婦で、読んでいると「ふふっ」とニヤついてしまうくらいです。

 もし、パートナーとの関係に悩まれているのであれば、読んでみてはいかがでしょう。

 カンフル剤になってくれる可能性に満ちた、人に優しくなれる物語ですよ。

 

 

まとめ

 

 主人公の夫婦を含め、優しい人がたくさん出てくる物語です。

 読んだ後、私も少し、優しい人間になれたくらいです。(たぶん)

 いつも一緒にいてくれるのが当たり前になってくると、感謝の気持ちを忘れてしまいがちですよね。

 そんな大事な人に、あらためて感謝を伝えるきっかけを作ってくれる本です。

 パートナーとの確執や、悩みを抱えている方に、オススメしたい作品になりました。

 

 

最後に

 

 最後まで読んでくださりありがとうございます。

 今日のオススメ本、いかがでしたか?

 こんな時に読む本をお勧めしてほしい。などあれば、コメント等でお知らせください。私、とても喜びます。

 読んだ感想などお聞かせいただければ、これもまた、とてもうれしいです。

 ぜひ私と、読書体験を共有しましょう。

 

目的別おすすめ度

泣ける本:★★★★☆ 4

笑える本:★★★☆☆ 3 

キュンとする本:★★★★☆ 4

 

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