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ほっこりしたいとき、キュンとしたいとき、ドキドキしたいとき。皆さんはどんな時に本を読みますか?目的別に推し本(オススメの本)を紹介しますので、参考にしていただけると嬉しいです。

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【おいコーシリーズ】キスまでの距離|感想・評価・レビュー【おすすめ恋愛小説】

『キスまでの距離:村山由佳』は、男女ともにキュンとくる小説

 

 村山由佳さん。

 直木賞受賞作の「星々の舟」、映画化された「天使の卵」など、恋愛小説を得意とする作家です。

 彼女の書く恋愛小説は、胸を掻き毟りたくなるほど強烈なものから、

 心にすっと染みわたる優しい物語まで、幅広いんですよ。

 今回紹介する作品は、どちらかというと、優しい物語側ですね。

 おいしいコーヒーのいれ方シリーズとして、長く続いているシリーズの第1作目。

 キスまでの距離を、ご紹介します。

 

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以下、裏表紙より一部引用

 

高校3年になる春、父の転勤のため、いとこ姉弟と同居するはめになった勝利。そんな彼を驚かせたのは、久しぶりに会う5歳年上のかれんの美しい変貌ぶりだった。しかも彼女は、彼の高校の新任美術教師。同じ屋根の下で暮らすうち、勝利はかれんの秘密を知り、その哀しい想いに気づいてしまう。

 

 もうお気付きかもしれませんが、主人公勝利は、年上のいとこ、かれんに恋をしてしまうんですね。

 もちろん恋愛小説ですから、そこには一筋縄ではいかない事情が重なりに重なって……。

 

 

あらすじ:切なく優しい恋物語

 

 親の事情で、いとこ姉弟の、花村かれん、丈と同居することになってしまった主人公、和泉勝利。

 幼くして母を亡くしている勝利は、しっかり者だった。

 精神的には同級生よりは落ち着いているし、家事もバッチリこなせる。

 対して、同居人のかれんと丈は家事がさっぱり。

 仮にも女性であるかれんと暮らすことになり、多少は家事を負担してもらえるかと思っていたのに……。

 でも、そんなこと問題じゃなくなるほどの、別の問題を勝利は抱えることとなる。

 5年前までは、地味で目立たない女としか思っていなかったかれんが、とんでもない美人になっていた。

 なんだかんだで美人に弱い高校生、勝利は、結局自ら進んで世話を焼いてしまうことになる。

 

 かれんは月に1度くらいの割合で、土日を利用してふらっとどこかに出かけていく。

 何かを思い悩んでいる様子の彼女を心配し、勝利は彼女のあとをつけた。

 そこに、想像以上に哀しい彼女の想いと秘密が隠されているとも知らずに。

 

 

感想:男性、女性ともにキュンとできる作品

 

 主人公が高校生ということで、うまく感情移入できるかな、と心配していました。

 が、杞憂でした。

 まず、主人公の勝利。

 彼は、高校生らしからぬ落ち着きと、高校生らしい焦りを併せ持つ男です。

 落ち着いた部分では、勘が良いところや、周囲を気遣うところを見せます。

 ティーンエイジにありがちな、相手のことを考えず無茶をする……という事はありません。

 大人となった今でも、この小説に感情移入できるのは、彼のこの性格が大きなポイントです。

 そんな紳士な彼にも高校生らしい性衝動が有り、葛藤する様はほほえましくもあります。

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 勝利は、5つ年上のかれんを好きになってしまいます。

 自分の記憶を掘り起こせば、なんとなく甘えさせてくれそうという理由だけで、

 年上のお姉さんに憧れた時期が、私にもありました。

 では、年上の女性から見た時の、年下の男ってどうなんだろう。

 ただでさえ精神年齢が低い男で、さらに5歳年下です。高校生です。

 現実では、なかなか恋愛対象になりにくいですよね。

 それを覆そうとしている主人公、勝利。

 男性目線では、読んでいると、応援したくなる1冊です。

 女性目線では、彼の言動にキュンと来てしまう1冊です。

 

 

まとめ:おいコーシリーズについて

 

 この、「キスまでの距離」という小説ですが、シリーズ物の第1巻です。

 おいしいコーヒーのいれ方というシリーズなのですが、長いので、「おいコー」と略されます。

 かなーり長いシリーズになっていて、現在全部で18巻まで出ています。

 これをきっかけに、最新刊まで1気読みしてみてはいかがでしょうか。

 泣けるポイント、キュンとくるポイント、にやにやしてしまうポイントのが山ほどあります。

 優しい人たちの、恋愛小説が読みたい方に、いの1番におすすめしたいシリーズです。

 勝利とかれんの物語を、末永く、暖かく見守ってみませんか?

 

 

最後に

 

 最後まで読んでくださりありがとうございます。

 今日のオススメ本、いかがでしたか?

 こんな時に読む本をお勧めしてほしい。などあれば、コメント等でお知らせください。私、とても喜びます。

 読んだ感想などお聞かせいただければ、これもまた、とてもうれしいです。

 ぜひ私と、読書体験を共有しましょう。

 

目的別おすすめ度

泣ける本:★★★★☆ 4

キュンとする本:★★★★☆ 4

 

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