読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

目的別推し本

ほっこりしたいとき、キュンとしたいとき、ドキドキしたいとき。皆さんはどんな時に本を読みますか?目的別に推し本(オススメの本)を紹介しますので、参考にしていただけると嬉しいです。

SPONSORED LINK

【おすすめSF】おもいでエマノン|感想・評価・レビュー|30億年の記憶を持つ女

SF 小説 泣ける本 自分を高める本

『おもいでエマノン:梶尾真治』はおすすめのSF作品

 

 SFは嫌い、または興味がもてないという方、けっこういらっしゃいます。

 この記事を読んでいるみなさんはどうでしょう。

 私はというと、SFに興味がある読者の1人です。(ガンダムも大好物)

 今回紹介するのは、「エマノンシリーズ」の第1作

 著者は「黄泉がえり」の梶尾真治さんです。

 舞台は地球。

 生命が誕生して現在まで、約30億年の記憶をもった、不思議な女性の物語です。

 

f:id:macchahiko:20160526130539j:plain

 

以下、裏表紙より一部引用

 

異国風の彫りの深い顔立ち。すんなりと伸びきった肢体。ジーンズにナップ・ザック。ながい髪、おおきな瞳、そしてわずかなそばかす――。彼女はエマノン、ぼくが出会った不思議な少女。彼女は言った、「私は地球に生命が発生してから現在までのことを総て記憶しているのよ」と。

 

 

あらすじ:おもいでエマノン

 

 8編の短編からなる小説です。

 最初の1つ、本のタイトルにもなっている「おもいでエマノン」を少しだけ紹介しますね。

 

 1967年。

 時間をもてあます学生の身分であった、SFファンの「ぼく」は、失恋による傷心旅行へ出かける。

 初めての土地を巡り、疲れを感じたぼく。

 帰りの船でぼくは1人の女性と出会った。

 少女とも女性ともとれる彼女の風貌は整っていて、イニシャル入りのナップ・ザックを持っている。

 「エマノン」と名乗る女性は、ぼくがSFファンだと知ると、妙なことを話し出す。

 地球に生命が発現してから現在まで30億年、すべての記憶をもっているというのだ。

 決して不死身というわけではなく、その記憶は母から子へ、脈々と受け継がれているという。

 不思議な会話とともに、エマノンと一夜を過ごしたぼく。

 目を覚ますと、彼女はどこかへと消えてしまっていた。

 

 13年後、出張先の帰り道、ぼくは駅のホームに彼女を見つける……。

 

 

感想:生きる意義をめぐる不思議な物語

 

 30億年分の記憶を持ったエマノンですが、作中のほとんど、旅をしています。

 北海道から九州、日本に限らずヨーロッパなどもまわっているようです。

 彼女自身にもその理由はわかっておらず、「これはわたしの本能のようなもの」と説明します。

 そんな彼女ですが、自分が30億の記憶を持っている意味、を探しているようです。

 旅をするのはさしずめ、永い永い自分探しの旅といったところでしょうか。

f:id:macchahiko:20160406123442j:plain

 私も、ここではないどこかに自分があるのではと考えていた時期があります。

 その時は国内で短期間でしたが、ぶらりぶらりとあてもなく歩いたものです。

 みなさんにも、同じような経験があるのではないでしょうか。

 私は結局、本当の自分を他の土地で見つけることはできませんでした。

 30億年間、自分探しを続けても見つからない答え。

 私たち人間の、短い寿命で解き明かすことは難しいのかもしれませんね。

 読了後、

 「そうだとしても、生きる意義を問い続けることが大切なのよ」

 と、エマノンから言われたような気がしました。

 そんな不思議な女性の物語を、みなさんも体験してみませんか?

 

 

まとめ

 

 今まさに、自分がわからなくなって、自分探しをしている方。

 きっと共感できる部分がある作品です。

 そんな高尚なテーマなんて求めてないよ!! 面白いSFが読みたいんだよ!!

 という方もぜひ。

 エンタテイメント作品として、楽しめる作品ですよ。

 人類ホモサピエンスが出現して25万年。

 30億年の記憶をもつということは、その記憶の大半はホモサピエンスではない頃のものです。

 どんな気持ちなのでしょうか……。

 想像を絶しますね。

 

 

最後に

 

 最後まで読んでくださりありがとうございます。

 今日のオススメ本、いかがでしたか?

 こんな時に読む本をお勧めしてほしい。などあれば、コメント等でお知らせください。私、とても喜びます。

 読んだ感想などお聞かせいただければ、これもまた、とてもうれしいです。

 ぜひ私と、読書体験を共有しましょう。

 

目的別おすすめ度

SF:★★★★☆ 4

泣ける本:★★☆☆☆ 2

自分を高める本:★★☆☆☆ 3 

 

関連記事

 ぜひとも一緒に読みたい理系の本2冊

 理系本の決定版:人類が知っていることすべての短い歴史

www.oshibon.net

  生命とはなんなのか:生物と無生物のあいだ

www.oshibon.net

 おすすめSF小説2冊

暴走する正義

www.oshibon.net

 All You Need Is Kill

www.oshibon.net

 

次回の記事を読む

現在準備中

前回の記事を読む

【おすすめエッセイ】もものかんづめ|感想・評価・レビュー|漫画家さくらももこさんは1流のエッセイスト - 目的別推し本

 

広告を非表示にする