目的別推し本

ほっこりしたいとき、キュンとしたいとき、ドキドキしたいとき。皆さんはどんな時に本を読みますか?目的別に推し本(オススメの本)を紹介しますので、参考にしていただけると嬉しいです。

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流星ワゴン:重松清|感想・評価・レビュー【おすすめ小説】両親との和解は、幸せな人生をおくるための条件

『流星ワゴン:重松清』こじれた父と息子の絆をほどくことは可能?

 

 「20代にしておきたい17のこと」という本をご存知でしょうか。

 幸せになるため、20代でどんなことをしたらいいのか、アドバイスを授けてくれる本です。

 17のことの中の一つで、「両親と和解する」という項目があります。

 私にとっても他人事ではなく、今20代後半で、この記事を書いている現在。

 本当の意味での両親との和解はまだ出来ていないと感じます。

 さて、この本「流星ワゴン」の主人公、永田一雄は38歳。

 彼もまた、私と同じように、両親、特に父親と確執を持っている。

 その父親も末期がんで、余命いくばくも無い状態。

 物語はここから始まります。

 

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以下、裏表紙より引用

 

死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして――自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか――?

 

 上記のように、主人公はタイムスリップの間、同い歳の、自身の父親と共に時間を過ごします。

 反発していた父親との関係。

 果たして落としどころは見つかるのか!?

 

 

親の心、子知らず。子の心、親知らず。

 

 今このブログを見ているあなたは、親の立場ですか?

 それとも、親の立場には無く、誰かの子供でしょうか。

 この、「流星ワゴン」。

 親子の確執を一つの大きなテーマとしています。

 主人公の一雄は、種々の要因から、父親との確執を抱えている。

 彼の子供もまた、一雄とその妻、美代子に不満を抱えている。

 妻、美代子もまた問題を抱え、一雄に離婚を申し出ます。

 さらに、この時点で一雄は所属していた会社から解雇されており、就職活動をしてみるものの再就職にはいたらず……。

 満身創痍なのです。

 「もう死んでもいいかなぁ」と思っていた矢先、彼の不思議な1夜の体験が始まります。

 

 

ワイン色のオデッセイに乗って

 

 不思議な引力で、駅前に停まっていたオデッセイに乗る主人公、一雄。

 運転手は、5年前に交通事故で死んだ男

 後部座席には、同事故で死んだ男の息子が乗っています。

 彼らの乗るワゴンは、主人公一家の、ターニングポイントであった時間、場所へと連れて行くのです。

 彼は悲惨な未来を知りながら、自分の息子や妻、そして朋輩となった父親と同じ時を過ごします。

 いくつかのターニングポイントを過ごすことで、今の悲惨な現実を変えることは出来ないと気づく主人公。

 現実を変えることができないのに、なぜ過去を体験させるのか。

 そして最後に彼が選び取る、人生の選択とは!?

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 この、5年前に事故で死んだ親子の掛け合い、そして主人公との絡み方が面白い。

 死んでもいいかな、と思っていた主人公と、死にたくなくても事故によって死んでしまった親子。

 そして同い歳となった自分の親父。

 どんな展開になるか、楽しみになってきませんか?

 

 

 まとめ

 

 死と生、親と子を扱った、なかなか重いテーマながら、それを感じさせない読みやすさ。

 ページ数は約450となかなかに多いのですが、すっきりしていて読みやすかったです。

 そしてなんといっても、泣けます

 最近実家に帰ってないなぁなどと思っている方、オススメです。

 親との繋がりを想う、大切な一冊になるかもしれません。

 

流星ワゴン 講談社文庫 重松清

amazon 楽天ブックス

 

最後に

 

 こんな時に読む本をお勧めしてほしい。などあれば、コメント等でお知らせください。私、とても喜びます。

 読んだ感想などお聞かせいただければ、これもまた、とてもうれしいです。

 ぜひ私と、読書体験を共有しましょう。

 

 

目的別おすすめ度

泣きたい時:★★★★☆ 4

笑いたい時:★★☆☆☆ 2

キュンとしたい時:★★☆☆☆ 2

 

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