目的別推し本

ほっこりしたいとき、キュンとしたいとき、ドキドキしたいとき。皆さんはどんな時に本を読みますか?目的別に推し本(オススメの本)を紹介しますので、参考にしていただけると嬉しいです。

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【おすすめ小説】the TEAM ザ・チーム|感想・評価・レビュー

『the TEAM ザ・チーム』人を騙すのも救うのもチームプレイ

 

 一昔前に、スピリチュアルや、占い系のテレビ番組が流行っていました。

 細木数子さんや、江原啓之さんなど、当時は顔を見ない日が無いほどでしたよね。

 彼女たち、彼らの力が本物かどうか、私にはわかりません。

 本物であれば面白いなぁ、程度の認識です。

 さて、今回ご紹介する小説には、あるかどうかわからない力を使う人が登場します。

 この人物に限って言えば、力は全くのニセモノ

 インチキ霊能力を使う霊導師と、その仲間たちの物語です。

 

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以下、裏表紙より引用

 

黒いサングラスをかけた派手な衣装のおばさん。この人こそ、今をときめく、霊導師・能代あや子。テレビ番組の人気コーナーを持ち、個別の相談は30分8万円にもかかわらず、5カ月待ちという盛況ぶり。

 

 まさにブーム真っ最中の、能代あや子。

 彼女を支えるのは、最高のバックアップチームなのです。

 

 

インチキチームのメンバー

 

 まず前提として、霊導師・能代あや子はインチキです。

 彼女自身も、「霊能力なんてあるわけないじゃない」と発言したりします。

 しかし彼女の予言は驚異の的中率を誇り、相談者の悩みもピタリと言い当てます。

 どれもこれも、裏で暗躍する調査チームの働きによるものです。

 チームは少数精鋭の4人組。(能代本人を含む)

 4人はそれぞれ違う分野に精通したプロフェッショナルなのです。

 能代は演技のプロ。

 鳴滝はマネジメントのプロ。

 悠美はネットワークのプロ。

 賢一は侵入のプロ。

 という具合です。

 得意分野を活かして、相談者を事前に調査し、それをあたかも霊視したかのごとく見せる。

 それが彼らのやり口なのです。

 

 

義賊的活躍をするチーム

 

 インチキをやっているわけですから、当然詐欺行為です。

 が、このチーム、罪のない人を傷つけることはやりません。

 悩みを持った相談者を事前調査すると、様々な事情が見えてきます。

 中には犯罪に繋がるものがあったり……。

 やっていることは詐欺でも、心根は正義の能代チームです。

 売れっ子霊能者という、能代の立場を利用し、悪い奴に罰を与えます。

 自分たちも悪役なのですが、もっと悪い奴をこらしめるというのが、大きな流れです。

 悪役による勧善懲悪ストーリーというところです。

 

 

ストーリー少しだけ

 

 この本は、連作短編集です。

 8つの短編が含まれています。

 今回は、1番最初の物語「招霊 おがたま」を、少しだけご紹介しましょう。

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 桂山博史という男が、能代の番組に相談者として名乗り出た。

 調査チームはいつものように事前調査を始める。

 侵入のプロ、草壁賢一が桂山を尾行していると、彼が1人の男と会っているところに遭遇する。

 その男とはかつて、「能代はインチキだ」という意味合いの記事を書いたフリーライターだった。

 どうもきな臭いと判断したチームは、桂山の調査を更に進める。

 草壁賢一は桂山のアパートに侵入。

 そこで発見したものは、大量に印刷された、同一の心霊写真だった……。

 

 

まとめ

 

 少し重めのテーマを扱っているにもかかわらず、読み味は軽めです。

 クスッときてしまう部分も多々あります。

 ミステリやサスペンスというよりは、コメディ小説です。

 インチキをしているというのに、全く悲壮感がない、チーム。

 ビジネス書や自己啓発系の本じゃなくて、なんとなく物語が読みたい時にピッタリです。

 読みやすく、また読みごたえもあります。

 8つの短編になっているので、1日1話ずつ読んでみてはいかがでしょうか。

 

最後に

 

 最後まで読んでくださりありがとうございます。

 今日のオススメ本、いかがでしたか?

 こんな時に読む本をお勧めしてほしい。などあれば、コメント等でお知らせください。私、とても喜びます。

 読んだ感想などお聞かせいただければ、これもまた、とてもうれしいです。

 ぜひ私と、読書体験を共有しましょう。

 

目的別おすすめ度

笑える本★★★★☆ 4 

 

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