目的別推し本

ほっこりしたいとき、キュンとしたいとき、ドキドキしたいとき。皆さんはどんな時に本を読みますか?目的別に推し本(オススメの本)を紹介しますので、参考にしていただけると嬉しいです。

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【おすすめ小説】東京バンドワゴン|感想・評価・レビュー―朝の連続ドラマ小説並みにほっこりするホームドラマ、あります

東京バンドワゴン 小路幸也

 

 ほっこり小説といえば小路幸也さん。

 小路幸也さんといえばほっこり小説。

 と、言えるくらい、ほっこりの大家である小路さんの書いた、「東京バンドワゴン」。

 舞台は下町の古書店と、併設されたカフェ。

 それを営む、家族の物語です。

 まるでNHK朝の連続ドラマ小説のような暖かいホームドラマと、ちょっぴり混ぜられたミステリーのエッセンス

 たまには喧嘩もする仲の良い家族の掛け合いに笑い、

 おせっかいな家族が運んでくる騒動にドギマギして、

 お互いを思いやる家族の姿に、涙する

 そんな小説の、ご紹介です。

 

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以下、amazon商品紹介から一部引用

 

東京、下町の古本屋「東京バンドワゴン」。この老舗を営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。60歳にして金髪、伝説のロッカー我南人。画家で未婚の母、藍子。年中違う女性が家に押しかける美男子、青。さらにご近所の日本大好きイギリス人、何かワケありの小学生までひと癖もふた癖もある面々が一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。

 

 どうですか、このかぐわしいほっこり臭。

 ぷんぷん臭うでしょう!? 暖かい食卓の香りが!

 

 

登場人物が多い!! そこが良い!!

 

 紹介文にもあるように、堀田家、8人家族です。(物語開始時点の話。増えます!!)

 単純に、8人の主人公がいると考えていただいて結構です。

 読者に対して、各人物のキャラ付けがなされていない序盤、少し読みにくさを感じます

 しかし、わからずも、とりあえず読み進めてください

 導入部が終わり、物語が「起」から「承」に入った時にはもう遅い。

 あなたは堀田家の虜となっていることでしょう。

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 ところで気になるのは、8人の主人公をどう書き分けているのか。

 それを可能にしているのが、霊の目線システムです。

 この本の語り部はなんと幽霊! 一昨年に亡くなったおばあちゃんなのです。

 おばあちゃんが、家族の面々を第三者的立場から語ってくれていることで、それぞれの状況をうまく書き分けています。

 時には心配しながら、時には微笑みながら、家族を見守るおばあちゃん。素敵です。

 とはいえ、彼女を数に入れれば主人公は9人(物語開始時の数字。増えます!)……。

 いやいや、安心してください。

 読み進めれば読み進めるだけ、この家族の魅力にはまっていきますから。

 

 

すこーーしだけ、ミステリ

 

 さてこの本、4つの短編からなる連作小説なのです。

 4つ全てにおいて、それぞれ事件や騒動が起きます。

 それに、堀田家の面々が、巻き込まれたり巻き込んだり、解決したり解決されたりして物語は進みます。

 騒動は、「おや? 不思議だな」というところから始まる、軽いミステリ仕立てのものです。

 この、数滴だけたらされたミステリのエッセンスが、物語をさらに味わい深いものにしているのです。

 ほっこり感を増幅させているのも、このミステリ要素でしょう。

 騒動が起きる、みんなで頭を悩ませる、なんだかんだで解決してしまう、めでたしめでたしワッハッハ。

 このシンプルさが、みなさんの心を温めてくれることでしょう。

 

 

まとめ

 

 朝ドラの雰囲気が好きだという方は間違いなくはまります。

 シリーズもので、現在10作まで出ていますので、一気読みしてしまうことでしょう。

 ミステリ好きの方にもおすすめできます。

 もっとも、犯人捜しや真相をあてようとして、目を皿のようにして読んではいけません。

 あくまでもホームドラマが主体で、ミステリ要素は隠し味なのですから。

 家族の暖かみを感じて、笑えて、ドギマギして、しっかり泣ける小説になってる、おすすめの物語です。

 

東京バンドワゴン 集英社文庫 小路幸也

amazon 楽天ブックス

 

最後に

 

 最後まで読んでくださりありがとうございます。

 今日のオススメ本、いかがでしたか?

 こんな時に読む本をお勧めしてほしい。などあれば、コメント等でお知らせください。私、とても喜びます。

 読んだ感想などお聞かせいただければ、これもまた、とてもうれしいです。

 ぜひ私と、読書体験を共有しましょう。

 

目的別おすすめ本度

泣きたい時:★★★★☆ 4

笑いたい時:★★★★☆ 4

 

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